韓国のテレビ音楽番組は、ステージと週間の順位競争を組み合わせています。同じ一週間の中で、ある曲が二回勝ち、二回負け、さらに一回は候補にも入らないということが起こります。これは矛盾ではありません。六つの番組が、それぞれ別の計算式を、それぞれ別の集計期間に適用しているからです。
週に六つの番組
各番組は放送局に属しており、その局の放送実績自体が点数に含まれる番組もあります。比重は不定期に改定されるため、以下は「公表されている構成」として読んでください。
| 番組 | 放送局 | 曜日 | 主な比重 |
|---|---|---|---|
| ショー!チャンピオン | MBC M | 水曜 | 音源35%、放送20%、フィジカル15%、動画15%、審査員10%、投票5% |
| エムカウントダウン | Mnet | 木曜 | 音源60%、アルバム15%、グローバルSNS15%、ほかにファン投票、Mnet放送点数、候補者間の生投票 |
| ミュージックバンク | KBS2 | 金曜 | 音源60%、KBS放送20%、ファン投票10%、アルバム5%、SNS5% |
| ショー!音楽中心 | MBC | 土曜 | 音源60%、視聴者・審査投票25%、フィジカル15% |
| 人気歌謡 | SBS | 日曜 | 音源50%、フィジカル20%、投票などの残り30% |
| ザ・ショー | SBS M | 火曜 | 音源、フィジカル、放送、審査員、動画・SNS、事前投票と生投票に分散 |
点数の中身
各番組に共通して現れる指標は、大きく五種類です。
音源(デジタル) はほぼすべての番組で最大の項目です。韓国の配信・ダウンロードサービスの実績が基準になるため、韓国国内でどれだけ聴かれたかに大きく偏ります。海外で人気の高い作品が、国内で強い作品に負ける最大の理由がここにあります。
フィジカル(アルバム売上) の比重は、ファンの議論から受ける印象よりずっと小さく、多くの番組で5〜20%程度です。百万枚を出荷しても、それだけでトロフィーは取れません。
放送点数 は、集計期間中にその局の番組にどれだけ出演したかを数えます。KBSに集中的に出演したグループはミュージックバンクの放送点数を積みますが、人気歌謡では一切効きません。
投票 は、放送数日前からアプリで行う事前投票と、放送中の生投票に分かれます。生投票は通常、1位候補に残った曲だけが対象です。海外のファンダムが最も直接的に関与できるのがこの項目です。
動画・SNS指標 は公式ミュージックビデオの再生数や話題量です。ショー!チャンピオンは公式MVのYouTube再生に限定し、エムカウントダウンとミュージックバンクはSNSデータを合算します。
同じ週に別々の1位が出る理由
二つの作品を想像してください。一方は韓国国内の音源が厚い中堅グループ、もう一方は海外ファンダムが巨大で国内のプレイリスト浸透は控えめなグループです。音源が60%の番組では前者がほぼ揺るぎません。投票と動画で30%以上を占める番組では後者にも勝ち目があります。どちらの結果も誤りではなく、どちらも「規模」の測定ではありません。
候補資格の規定も影響します。人気歌謡はOSTやオーディション番組発の楽曲をチャートから除外しています。ショー!音楽中心は、発売から一定期間内の楽曲に候補資格を限定してきました。ある曲が一方のチャートに存在せず、他方で1位になることは十分に起こります。
トリプルクラウン、殿堂入り、アンコール
多くの番組は、一曲が勝ち続けられる回数に上限を設けています。人気歌謡、エムカウントダウン、ショー!チャンピオン、ショー!音楽中心はいずれも、1位を3回獲得した曲を候補から外します。これが「トリプルクラウン」です。ショー!音楽中心は以前は5回でしたが、その後3回に変更されました。例外はミュージックバンクで、上限がないため、他番組で候補から外れた曲がここでは勝ち続けられます。
アンコール(앵콜、エンコル)は、放送の最後に行われる1位アーティストの再演です。慣例であって点数ではありません。アンコール映像は広く拡散するため、受賞そのものと混同されることがあります。
1位が示すこと、示さないこと
1位は、一つの番組の計算式において、一つの集計期間で首位だったことを示します。実在する成果であり、獲得は容易ではありません。ただし、その週に韓国で最も人気があったという証明にはならず、番組間で比較することもできません。測っている量が同じではないからです。
自分で確認する方法
各局は週の順位を番組公式ページに掲載し、点数の内訳は発表の瞬間に画面上でも示されるのが通例です。まず局の公式ページを見て、次に番組の公式SNSで同じ数字を確認します。ファンがまとめた集計方式の解説は、番組が大きな告知なしに比重を改定するため、すぐに古くなります。比率が引用されているのを見たら、それがいつ時点の情報かを確かめてください。
Seoul Currentは「1位」を汎用の順位のように扱わず、番組名と日付を明記します。